下関で木材の販売と加工の株式会社林材・地域社会の家づくりをトータルに応援する木材の地産・地消を目指します。

『古民家大改造リフォーム・後編』

『古民家大改造リフォーム・後編』

 

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※施工業者:林田建築 ㈱

※現場 :内日地区

※写真の日付は合っていません。

項目
・内装仕上げ
・ロフト
・外装仕上げ
・外溝仕上げ
・オリジナル

 

・内装仕上げ

(居間~土間)

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柱や梁など浸透性のある塗装(OIL黒)で統一して漆喰壁の白とメリハリが付き内装全体が引き締まって見えます。システムキッチンも扉色を焦げ茶にして部屋全体の統一感が出ています。土間はタイル張りでオリジナルのテーブルが置いてあります。リビングの床、框、腰掛けはすべて檜材になっています。

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室内のテーブルも椅子もオリジナルで作り塗装が施してあります。部屋の雰囲気にすごくマッチしています。土間のテーブルに座れば外に広がる庭が見えてレイアウトされた庭木と石畳の空間が広がり天井には鉄砲梁の間から屋根裏の化粧野地が見えます。


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室内の照明もスポットライトを使っていて柔らかい印象を受けました。もともとある梁と補強した梁とが重なり合い強固な骨組みが見え自然と安心感が生まれます。

 

(和室~その他)
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床柱は既存のまま塗装を施し使用しており天井は杉の無地で白太と赤身がくっきり模様を出しています。天井を乗せている細長い木は竿縁と言い天井には竿縁天井、格子天井、船底天井、などまだまだ多くの種類と収め方があります。


 

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洗面所の入口建具です。和室の天井と同じく杉の※1源平でオリジナルを作り使用しています。隣のトイレ入り口も同じ扉が使われていますがもちろん木目が異なり二つ並べることで木目の違う無垢材の味わいを楽しむことができます。

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源平とは=杉、欅(ケヤキ)、松、などで装飾箇所に用いる木材に使われる色見を表す言葉で木の芯材部分は赤く成長箇所(外側)は白くなります。丸太を縦に挽く(ひく)(製材種類)ときのやり方により現れる模様です。赤身は固く腐りにくく白太は木目が詰んで見た目がきれいです。余談ですが木を縦使いするとき育った方向に使います。根側が下に枝側が上に来るように使います。

 

ロフト(中2階~2階)


 

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中2階~2階に上がる階段です。ぜひ裸足で歩きたいものです。
1階から中2階の階段を作るとその分一階が狭くなるので梯子になっています。


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中二階は物置になっています。屋根が高いからこそできる空間を有効に利用しています。現代の在来工法で建てた家の屋根裏ではなかなか取るのが難しいです。
建築当時は製材機がまだ発達したいません。木の加工には『釿(ちょうな)』を使い木の皮を取り形を整えています。現在ではわざと『釿風』加工にしている材料もあります。内装の壁材にも木を粗挽きのこぎり風や釿風があり室内のワンポイントで使う家があります。


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ロフトです。明かり取りの窓(次写真)があり天気のいい日はここで過ごしたいと感じました。建築当時の材料がそのまま残り当時の大工さん達の加工後や技術を垣間見る事が出来ます。

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余談ですがこの古民家が建てられるはるか遠い昔まだ『文字』や『数時』が一般人の教育に広がってない頃も建築は大工の棟梁のもと進んでいました。棟梁の頭の中に並んだ柱や桁や梁をどうやって現場で『読み書き』のできない弟子達に組立させるか、

 

現在は『横方向に い・ろ・は』『縦方向に 1・2・3・』と図面に書き現場で図面を見ながら組んでいきます。 当時、建現場に材料を持ち込み現場で刻み組み立てていたことに間違いはないですが構造材のすべての結合部を棟梁が支持していたら効率悪いです。棟上げを会話せずにやるようなものです。そこでどうやって加工したものを間違えずに効率よく組んでいったか・・・答えは終りの文章で。

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外装仕上げ(壁/屋根など)

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壁用の木材素板に保護と着色を兼ねて塗装が施してあります。
写真からは少し分かりにくいですが軒先に下に見える化粧桁は当時の古材が使われていて家をぐるっと一周回っています。屋根タルキは古く悪
くなっていたので新しい物に打ち換えられて屋根はガルバの鋼板で仕上げられています。


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建物内の和室側の外に縁側が作られています。もちろんすべて無垢材でハキダシよりそのまま出ることができ座れます柱は杉の磨き丸太で柱を支える玉石は昔のものです。


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写真の梁桁は既存の古材をそのまま使っていて周りは漆喰で仕上げてあります。
写真左には明かり取りの刷りガラスの窓が取り付けられています。

 

外溝仕上げ(建物周辺)


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・説明不要です。

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建物裏側になります。冬の里山を彷彿とさせます。車もここまで入ることができ親戚でお盆、正月に集るには最適な建物です。
夏はこの縁側で蜩(ひぐらし)の声を聞きながらスイカを食べれば心と体で季節を実感できると思います。庭木が年を取り、家が年を取りだんだんと周りの景色に溶け込んでいくのが楽しみです。

オリジナル:(全体)
完成写真集
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余談の答え
『文字』や『数時』が一般人の教育に広がってない頃も建築は大工の棟梁のもと進んでいました。棟梁の頭の中に並んだ柱や桁や梁をどうやって現場で『読み書き』のできない弟子達に組立させるか、ですが答えは『絵』です。しかも必ず生活にあふれる身の回りもので、二つで一つの物を組み合わせる場所に彫刻刀のようなもので彫って現場でパズルを組み合わせるように進めていきました。柱に『金魚』を柱が刺さる桁の部分には『金魚鉢』を、これで迷うことなく組み立てていたそうです。 林田建築㈱ 様、写真資料と貴重な経験をありがとうございました。

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