下関で木材の販売と加工の株式会社林材・地域社会の家づくりをトータルに応援する木材の地産・地消を目指します。

『古民家大改修』 前編!!

『古民家大改修』

※施工業者:林田建築 ㈱

※現場  :内日地区

項目
・基礎工事着工前に
・基礎工事
・躯体改修工事
・屋根改修工事
・内装改修工事
・古民家の特徴と時代背景

 

・基礎工事着工前に
 

既存の建物は築100年を越え、立派な古民家と呼べるものでした。

ただ経年により建物周りの整地や柱の差し替えを行う必要がありました。

 


 


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・基礎工事


 「建っている家の基礎を打つ」
 まず家を一度持ち上げ地面と家(躯体)の間に空間を取る必要がありました。その方法はバタ角(90*90)をそれぞれの梁の下場にあてそのバタ角をジャッキで上げていき家ごと浮かせました。

 

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同時に基礎配筋をして基礎を打ち悪くなっていた柱の部分差し替えも行いました。

 

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みごとな『継ぎ』が写真から伺えると思います。また躯体を浮かす動作、浮かしている間、基礎完成後に家を降ろす動作を考え躯体全体に仮筋交いを打っています。


 

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・躯体改修工事
 

 柱以外にも悪くなっている部分の補強工事や家の間取りを変えるため室内の壁を取りはらったり新たに立ち上げたりしています。その際に筋交いをつけ壁を強化したり柱、桁、母屋などに金物をつけています。厚鴨居の桁に柱材を補強するので鴨居の溝に合うように柱の天辺を加工しています。

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また家全体の防腐と見栄えを考え浸透性の塗装を施しています。

 

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 大変だった屋根工事です。今まで藁葺きだった屋根に新しく屋根を葺くのは簡単な事ではありません。

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%E6%9E%97%E7%94%B0%E5%BB%BA%E7%AF%89%E3%88%B1%E5%86%85%E6%97%A5%E7%8F%BE%E5%A0%B4%20025[1].jpg勾配、補強、軒先タルキの打ち替えなどいくつもの工事を行っています。一番大変なのは『納め方』だったそうです。藁葺き屋根は勾配がきついものが多く在来工法とはまったく違う仕様です。この現場の場合新しい屋根材は鋼板(ガルバニウム鋼板)を使い下地にはもともとある母屋を生かし補強して屋根タルキを付け野地板をうっています。野地板は部屋うちから見えるので杉の化粧野地を仕様。ロフト部に上がると360度の地板に囲まれ採光窓から入る光に照らされ落ち着く空間が設けられています。

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・内装改修工事
 

 床には厚み30mmの無垢フローリングが使われています。また式台、カウンター、建具枠などには桧の無垢材が使われており特に古民家の良さが生かされたのは和室だと思います。天井は杉無節で白い壁との色合いは本当にキレイです。

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 床柱は既存の物をしっかり残しています。トイレ、浴室、洗面は居間から見えないように間取りがされており空間のイメージを壊さない配慮がなされています。

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・古民家の特徴と時代背景
 

・梁=鉄砲梁
 収穫した米俵を吊るすため土間の梁には太い鉄砲梁が何本も使われています。鉄砲とは見た目が火縄銃の柄の部分に似ていることが由来だと考えられています。地面に置くと傷みが早く釜の側で吊るしておけば必要な分だけすぐ炊ける昔の人の知恵です。

 

・壁=土壁
ハウスダストもホルムアルデヒドも何の心配もなく吸湿性、通気性抜群の壁です。現在の新築で土壁使うことはほとんどありませんが店舗など見える所のワンポイントで使う人もいます。竹と藁で編んだ骨組みに貝殻などを砕いたものや灰、藁などを混ぜた土を塗り仕上げ材は漆喰をぬります。

 

施工店 林田建築㈱ 林田さんコメント
『今ある新しい建材を使って新しい家をキレイに仕上げるのは当然、新しいものと古い物を組み合わせどうやってより良く古い物を生かしキレイに仕上げるか、それと屋根の『納め方』に苦労しました。あとは藁を降ろす作業が一番疲れました。』

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2010年4月

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